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毛髪再生医療の研究をを行っている理研や資生堂の現状



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理化学研究所(理研)の毛髪再生医療の進捗は報道でもあまり見かけませんがあまり順調にはいっていないようです。

理研が行うヒト臨床試験の前段階で重要な役割を果たしていたオーガンテクノロジーズ(OT)が今年の夏以降、事業を停止したようです。

OTは理研のバイオベンチャー社として認定を受け、毛髪診断システムの構築を進めていた会社です。

非侵略型診断システムとして、科学的エビデンスに基づくビッグテータ構築を目指す、共同プロジェクトでした。

発起人は理研で毛髪再生医療のチームリーダーの辻氏です。

OT社の診断システムは「毛髪診断コンソーシアム」で1万人以上の健康情報や毛髪を集めデータを収集。12㎝の長さの毛髪から1年分の情報が得られるとされていました。

伊藤忠、三井物産、いよぎんキャピタルの他、理研やアデンランスや金融機関など21社で設立された会社です。

事業停止の理由はわかりませんが、これほどの大手が出資していることを考えると、資金がショートして事業停止したのではないと思われます。

出資先企業が今年の6月時点で、発表した財務レポートにOT社が事業停止したとは書かれていないので、今年6月から9月末の時点で倒産している可能性があります。

OT社と理研のプレスリリースを見ると、理研が毛髪再生医療を人で臨床試験を行う前段階で行う、マウスを使った非臨床試験に、OT社は深く携わっていたようです。

人での臨床試験が今年の7月から募集されているので、非臨床試験は終了していると思われますのでOT社の事業停止が承認時に影響するかわかりません。

この病院が行う臨床試験も、治験参加者から採取したヒトの毛包を動物に移植して、解析研究を行うもので、ヒト細胞で増殖させた、毛包を人体に移植するような臨床試験ではないようです。

理研はヒト細胞の増殖・培養技術の開発と学術的な検証。OT社は非臨床試験に向けた製造・品質管理用の確立および体制整備を進めていたようです。

理研自体の毛包器官再生医療が中断した訳ではないと思いますが、この治療に重要な品質管理を担っていた企業の事業が停止したことは、認可時期にも影響は及ぼしていると思います。

また、今年7月の臨床試験内容の説明を見ていると、当初予定していた2020年後半の治療提供開始は無理だと思います。

それ以外にも理研の治療は開始をしても2000~4000万円ほどの値段です。

他にも資生堂と東京医科大学、東邦大学の3者は、共同で髪の毛を作る働きを活性化させる細胞を頭皮に移植して発毛を促す研究が進んでいます。

結果もさることながら、この技術を元々開発したカナダのバイオベンチャー企業のレプリセル サイエンス社(RS社)との問題も抱えたままです。

資生堂の毛再生研究は、男性50人、女性15人を対象に、後頭部の頭皮を採り毛根にある特殊な細胞を取り出して培養。同時に、頭皮に注射して1年間にどのくらい毛髪が再生したかの結果が今年3月発表されました。

結果、細胞を移植した部分では、髪の毛が増えたり太くなったりする効果を確認し、最大で約8%毛が増えた結果を得たと発表しています。

3者は「壮年性の脱毛症や薄毛に悩む人にとって、細胞移植の毛再生は、外科的施術に比べ身体的負担が少なく、細胞移植後の拒絶反応リスクも少ない新たな治療法」との期待を示し、実用化を目指すと発表しています。

1年の臨床試験の結果で8%しか毛が増えていないというのがどうかという問題があります。

治療の結果以上にもう一つの問題がRS社との契約トラブルです。

この技術を元々開発したRS社のRCH-01のを技術を資生堂がアジア全域で展開することを2013年5月に4億円で契約。

RCH-01の技術を元に、資生堂、東京医科歯科大学、東邦大学が日本で臨床試験を行っているのですが、RS社に対し、臨床試験データをすべて、RS社に提供するという約束が守られていないと説明しています。

RS社は資生堂から得た治験結果を元に、カナダや米国、ヨーロッパで承認を受ける予定だった為、この問題はRS社にとっては死活問題です。

今年9月のRS社がプレスリリースでも、資生堂との問題は解決しておらず、臨床試験データが提供されない限り、RS社は契約解除の権利を有していると発表しています。

当初の契約では、資生堂は日本だけでなく、中国を含む、アジア圏でのRCH-01の提供を行うことで合意していましたが、RS社のHPによると、新たに中国企業のYOFOTO社からの資金提供と中国国内での治験開始で合意した発表しています。

RS社との問題が解決されない限り、臨床試験結果で、成功を収めてもRCH-01の技術を使った毛髪再生医療を資生堂が日本で提供開始できるかはわからない状態です

理研と資生堂が行っている、育毛医療は世界最先端の治療法であるのは間違いありません。

ただそれぞれに、抱えている問題があり、実用化には高いハードルがあります。

国内外の毛髪再生医療の現状

https://ameblo.jp/ikumouhatsumoujp/theme-10113753173.html

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